船内環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 23:49 UTC 版)
「天宮号宇宙ステーション (完成型)」の記事における「船内環境」の解説
宇宙ステーションにはWi-Fi環境があり、 乗組員はコミニケーション用に骨伝導ヘッドホンとマイクを着用している。また、船内の表記には中国語が用いられている。 宇宙食は宇宙飛行士の好みに応じて最大120種類が船内に保管されており、細切りの豚肉を用いた料理、宮保鶏丁、牛肉、キャベツの漬物、お茶やジュースなどがある。補給は天舟無人宇宙補給機で行われ、果物や野菜はクーラーボックスに保管されている。 中国国家航天局の主任宇宙飛行士トレーナーであるHuan Weifenは、"ほとんどの食品を固形で食べることができ、骨等は除去されているほか、微小重力下での味覚の変化を補うため花椒などの調味料を追加している"としている。 天和コアモジュールには調理用の小さなキッチンと、世界の宇宙ステーションで初となる電子レンジが備わっており、乗組員が温食を食べることができるように配慮されている。 天和コアモジュールの居住区には、3つの個室兼寝室とトイレ、シャワー、ジム設備などがある 。 個室兼寝室は国際宇宙ステーションのものより大幅に大きく設計されており、ダブルマットレス、窓、ヘッドホン、換気装置などの設備や、筋萎縮を防ぐための電気刺激装置が備えられている。 騒音は作業エリアで58dBに保たれており、 寝室では49dBとなっている。
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