船内生活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:37 UTC 版)
時間 船同士の連絡では協定世界時 (UTC) を使うが、船内の時間は航海に合わせて変更されてゆく。このため、東へ向かうと1日の長さが短くなり、西へ向かうと長くなる。 当直 船員は24時間航海する船の中で、常に誰かが「当直」や「ワッチ」と呼ばれる見張り当番についている。機関室内の主要な装置がブリッジから遠隔操作できるようになり、通信機も高性能になってモールスなどの特殊な技能を必要とせずに誰でもが音声通信を行えるようになったために、従来の機関当直や通信当直は減りつつあり、ブリッジから見張りを行うことが多くなってきた。 当直は毎日4時間x2回が3組の当番によって行われる。これは日本の船に限らず、国際的に共通である。0:00-4:00 12:00-16:00 2等航海士と甲板手 4:00-8:00 16:00-20:00 1等航海士と甲板手 8:00-12:00 20:00-24:00 3等航海士と甲板手 機関室での当直の必要性を減らした、Mゼロ船と呼ばれる船では、夜間に機関に異常事態が発生した場合には、自動的に各居室に警報が伝えられるようになっており、機関士の夜間当直が必要なくなっている。
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