船内機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/19 07:10 UTC 版)
船内機(せんないき 英語:Inboard motor)とは、船舶の推進機関の設置方法の一つである。インボードドライブともいう。
エンジン、減速歯車、前後進クラッチを船内中央部に設置し、プロペラシャフトを船尾に向けて延ばし、船底部よりプロペラを水中に設置する方式である。
船の進行方向を決定する舵は、プロペラの後方に設置されることが多い。しかし最近ではプロペラそのものを偏向させたり、エンジンごと旋回させるものもある。
エンジンはプレジャーボートの一部とパワーボートを除くとディーゼルが一般的で、超大型船用はユニフロー掃気式の2ストロークが多く、それ以下は4ストロークである。ディーゼルエンジンは過給機との相性が良いことから、ターボチャージャーを装備するものも多い。
エンジンの冷却方式については、船外から取り込んだ水をシリンダーブロック(ウォータージャケット)内に直接循環させる直接冷却方式と、シリンダーブロック内に加圧冷却水を循環させ、熱交換器を通して船外の水で冷却する間接冷却方式がある。
関連項目
船内機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:44 UTC 版)
船内に設置された大型機関。主流はディーゼル機関である。プロペラシャフトによりプロペラを回転させ、舵は別に付けられる。5トン以上はほとんどが船内機を使用している。
※この「船内機」の解説は、「漁船」の解説の一部です。
「船内機」を含む「漁船」の記事については、「漁船」の概要を参照ください。
- 船内機のページへのリンク