縦スクロールのシューティングゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/22 07:35 UTC 版)
「縦スクロール (コンピュータゲーム)」の記事における「縦スクロールのシューティングゲーム」の解説
1981年のアーケードゲーム、プレアデスは、ステージ間の移動に縦スクロールを行い、ドッキングシーケンス中は継続してスクロールする固定のシューティングゲームである。1981年のスペースオデッセイ(セガ、アーケード)やヴァンガード(TOSE、アーケード)には、横スクロールと縦スクロールがあり、後者の中には斜めスクロールもある。この年に発売されたのは、地上の乗り物をベースにしたストラテジーX(コナミ、アーケード)、レッドクラッシュ(テーカン、アーケード)、及びCaverns of Mars(Atari 8ビット・コンピュータ)の3つの純粋な縦スクロールゲームである。Caverns of Marsは、その年の初めに発売された水平スクロールのアーケードゲーム、スクランブルのビジュアルスタイルとゲームプレイの一部を踏襲している。Atari 8ビット・コンピュータは、垂直方向だけでなく、水平方向の滑らかなスクロールもハードウェアでサポートしている。Caverns of Marsは、Cavern Creatures(1983年)としてApple II用にクローンされた。 1982年、ナムコのゼビウスは、空中と陸上に目標がある景色の中で宇宙船が飛行するという、その後の多くの縦スクロールシューティングゲームの雛形を確立した。同年、キャロル・ショーのリバー・レイドが発表され、Atari 2600用の縦スクロールシューティングゲームとして高い評価を得た。1982年には2600用にファンタスティック・ボヤージュ(1966年の映画が原作)が発売されている。同様のコンセプトは、タイトーの1983年のアーケードゲーム、バイオアタックにも採用されている。 ゼビウス風の縦スクロールシューティングゲームは、その後の数年間で急速に登場した。コナミのメガゾーン(1983年)、カプコンのバルガス (1984年)、エグゼドエグゼス(1985年)、テラクレスタ(1985年)、ツインビー(1985年)などである。カプコンの1942(1984年)は、通常の定型に浮遊するパワーアップとボスキャラクターが追加された。 タイトーのフロントライン(1982年)は、ほとんどが縦型で、プレイヤーは敵地の奥深くまで移動しながら、銃を撃ったり、手榴弾を投げたり、戦車の中に入ったり出たりすることができる、オンフットコンバットに焦点を当てている。戦場の狼 (1985 年) が同じような定型を実装した3年後まで、ゲームは一見ほとんど影響を与えていなかったように見え、1986年にはより比較可能な怒(いかり)が続いている。
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