継承・拡張・サブセット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:05 UTC 版)
C++ C言語を拡張してオブジェクト指向化したもの。Simulaの影響を強く受けている。当初はC言語のスーパーセットだったが、現在は細かい部分において非互換仕様が増えている。 Objective-C C言語を拡張してオブジェクト指向化したもの。C言語に Smalltalk のオブジェクトシステムを取り付けたような設計で、互換性は保たれている。C言語からの拡張部分がC++と干渉しないため、C++と混在した記述が可能。 Java C++よりも言語文法レベルでオブジェクト指向を重視した言語。バッファオーバーランなどの危険性が高いポインタといったローレベルな要素を言語文法から排除している。仮想マシン(Java VM, JVM)上で動作する。 C# マイクロソフトが.NET Framework向けに開発した言語。文法はC言語およびC++に近い書式を持ち、Javaと似ている部分も存在するが、機能的にはDelphiがベースとなっている。 Rust C言語およびC++に代わるシステムプログラミング言語を目指している言語。言語レベルでのRAIIの強制による自動メモリ管理機構を持ち、ガベージコレクション無しでも手動のメモリ管理が不要であり、実行性能はC/C++と同等である。 Cyclone(英語版) C言語の上位互換セキュア実装。ポインタの扱いを厳格化して安全面に配慮して拡張したもの。その他リージョンベースメモリ管理システム、正規表現、タグ付共用体などを追加している。 SystemC ハードウェア記述言語向けに拡張したもの。書式はC++。IEEE 1666-2005。ISO 8866:1991。 Impulse C(英語版) ハードウェア記述言語向けに拡張したもの。書式はC。 Unified Parallel C 並列計算向けにC99を拡張して作られた言語。 Cg C言語をGPU上での3次元コンピュータグラフィックス処理用に特化させたもの(シェーダー言語、シェーディング言語)。NVIDIAによって開発された。 その他にも、OpenGLシェーダー言語であるGLSL、DirectX(Direct3D)シェーダー言語であるHLSL、OpenCLカーネル記述言語であるOpenCL-Cなど、C言語の文法的特徴を取り入れた派生言語やDSLが多数存在する。
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