結果の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 01:06 UTC 版)
生成される結果の質に応じて、アッセイは次のように分類される。 定性的アッセイ: 一般的に合格または不合格、または陽性または陰性、または正確な量ではなく少数の定性的階級(グラデーション)のみを与えるアッセイ。 半定量的アッセイ: 物質の量を正確な数ではなく、近似的な方法で読み取るアッセイ。一般的には、陽性または陰性の2つの結果よりも少し多くの階級を持っている。たとえば、グループ化試薬(血液型抗原に対する抗体)に反応したRBC凝集に基づく血液型検査に使用される1+から4+のスケールでのスコアリングなどがある。 定量的アッセイ: 試料中の物質の量を精密かつ正確に数値化して定量的に測定するアッセイ。最も一般的な遺伝性出血性疾患であるフォン・ヴィレブランド病の凝固検査ラボで使用されているアッセイの例として、免疫測定法を用いて血液中のVWFの量を測定するVWF抗原アッセイがある。 機能性アッセイ: 活性物質の量だけではなく、その機能を定量化しようとするアッセイである。VWF抗原アッセイの機能的対応はリストセチン(英語版)補因子アッセイであり、外因性ホルマリン固定血小板を添加し、固定血小板の凝集を測定しながらリストセチンという薬物の量を徐々に増やしていくことで、患者の血漿中に存在するVWFの機能活性を測定するものである。同様のアッセイであるが、異なる目的で使用されるリストセチン誘発血小板凝集(英語版)またはRIPAと呼ばれるものは、リストセチン(外因性)およびVWF(通常は内因性)に反応する患者からの内因性生血小板の応答をテストする。
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