経路の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 22:14 UTC 版)
「アウトストラーダ A16」の記事における「経路の概要」の解説
このアウトストラーダは、ほぼ全区間で片側2車線の構成である。イルピニアでカンパーニャを横切り、ノーラでA30と交差し、サレルノとベネヴェントへの接続が便利なアヴェッリーノを超え、イタリア半島を東西に走る。アペニン山脈、ダウニアの山々を越えプッリャ州内のバーリとフォッジャへの接続が便利なカノーザの近くでこのアウトストラーダは終わる。 その土地形状により、アウトストラーダの東側終点部分では、特に大型車両の走行を妨げるほどの強風にしばしばさらされる。急勾配の登り区間では緊急車線をなくし大型車走行用に第3車線(登坂車線)が造られている。冬季(11月から4月)にはバイアーノとカンデーラの間はタイヤチェーン常備が義務付けられている。アペニン山脈の区間では、急に大量の雪が降り、峠を越える車両を止めることがある。危険な状況の時には、ナポリからくる交通はバイアーノ出口で強制的におろされる。こういう状況は珍しいわけではなく、バイアーノ出口の近くには、道路を降りる義務を示す標識が(通常はカバーをかけ見えなくされているが)設置されている。 この有料高速道路はアウトストラーデ・イタリアが管理している。 2005年3月7日に、このアウトストラーダは継続した豪雨により構造的損傷を受けた。特にグロッタミナルダとラチェドーニアの区間は、122.5km地点で発生した地すべりと高架橋支柱のずれにより通行止めになった。その、アルヴェオ・ヴェッキオのサンターガタ・ディ・プーリアとロッケッタ・サンタントーニオの間は3月16日まで通行止めが続いた。当時は、グロッタミナルダの出口を出て、アリアーノ・イルピーノ、ボヴィーノを経由し国道を使ってカンデーラまで迂回せねばならなかった。高架橋の修復が困難だったため、崩れた高架橋の前後約600m区間は横に新しい道路が造られた。
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