経路の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 22:17 UTC 版)
「アウトストラーダ A22」の記事における「経路の特徴」の解説
総延長315kmの経路は、北イタリアを縦断している。モデナでアウトストラーダ A1から分岐するところから始まり、平野部を北に進み、カルピ、マントヴァをとおり、ヴェローナでA4と交差し、ガルダ湖に並走するアディージェ渓谷に沿ってのぼり、ロヴェレート、トレントを通ってボルツァーノに到達する。ここからイザルコ渓谷を進みブレッサノーネとヴィピテーノをとおり、ブレンネロの税関に到着する。モデナからミュンヘンまでの緑の回廊は、ここから先はオーストリアのブレンナー・アウトバーンとして続く。このアウトストラーダは、イタリアの4州(トレンティーノ=アルト・アディジェ州、ヴェネト州、ロンバルディア州、エミリア=ロマーニャ州)を通過する。 あきらかに、この道路は欧州の南北を接続するためにとりわけ重要なアウトストラーダのひとつである。アルプスのなるべく低い谷間を利用するように考えて造られており、ブレンネロでも海抜1,375mにとどまっている。 統計的にみると、この幹線道路を1日に3万台から4万台の車が通っており(そのうち1/3が大型車両)、交通量はヴァケーション期にピークが高くなり、大量の交通により頻繁に渋滞が発生している。これらの問題を解決するために、特別な貨物車に貨物を積み、ヴェローナから鉄道で海外に輸送するという、大型車両によるインターモーダル輸送の使用が提案され、奨励されている。 茶色が特徴のA22のガードレールは、耐食性と機械的強度に優れた合金であるコルテン鋼だけで造られている。 交通情報は、トレンティーノ=アルト・アディジェ州では、イタリア語はラジオNBC、ドイツ語はラジオ南チロル1により放送されており、残りの区間ではラジオ・ピーコにより放送されている。
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