紅の木とは? わかりやすく解説

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べに‐の‐き【紅の木】

読み方:べにのき

ベニノキ科の半落葉性小高木。樹皮赤褐色大形心臓形で、強光を避けて回転する性質がある。秋に紅色白色の5弁花をつけ、実は三角状で刺が密生し中に種子数十入っている。赤い仮種皮からとれる食用染料アナトーという。西インド諸島原産で、熱帯地方栽培される

紅の木の画像
撮影広瀬雅敏

べにのき (紅の木)

ベニノキのほかの用語一覧
ベニノキ:  紅の木
ワタモドキ:  黄花棉擬き

ベニノキ

(紅の木 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 01:31 UTC 版)

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ベニノキ
ベニノキの花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: スミレ目 Violales
: ベニノキ科 Bixaceae
: ベニノキ属 Bixa
: ベニノキ B. orellana
学名
Bixa orellana L.
和名
ベニノキ(紅の木)
英名
Achiote

ベニノキ(紅の木; 学名: Bixa orellana)は、ベニノキ科に属する熱帯アメリカ原産の常緑低木で、種子から食用色素アナトーをとるため熱帯各地で栽培される。

果実は毛の生えた赤い蒴果で、多数の種子を含む。種子の周囲の仮種皮は赤橙色で、これからアナトーを抽出する。またラテンアメリカフィリピンなどでは高価なサフランの代用品として、種子をそのまま香辛料着色料として用いる。メソアメリカ地域のマヤ系先住民族の代表的な料理である「カルド」と呼ばれるスープも、アナトーの種子をすり潰したもので赤く着色される。アマゾン川流域などの原住民が古くから化粧ボディペインティングに利用した。現在は食用色素(食品添加物)や口紅に利用される。また葉や種子を民間薬として用いたり、ロープ用繊維をとったりする。

リンネの『植物の種英語版』(1753年) で記載された植物の一つである[1]

ギャラリー

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 512. https://www.biodiversitylibrary.org/page/358531 

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