米運輸省の声明
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「トヨタ自動車の大規模リコール (2009年-2010年)」の記事における「米運輸省の声明」の解説
2010年2月2日、アメリカ合衆国運輸省は、リコール対象車の不具合について、「エンジンの電子スロットル制御システムが原因の可能性がある」と声明を発表し、「電波の干渉が、意図しない加速を引き起こす可能性がある」とも指摘した。 同日2月2日、Appleの共同創業者スティーブ・ウォズニアックが、2010年モデルのプリウスでクルーズコントロールを使用して高速道路巡航中に、アクセルに触れていないのに時速156kmに加速した経験を述べ、2010年モデルのプリウスはリコール対象車ではないが、ウォズニアックはソフトウェアに問題があると主張、また、「苦情を言ったのにトヨタとNHTSAから2ヶ月間何の返事もない」と述べた[要検証 – ノート]。この件について米国トヨタ自動車販売のジェームス・レンツ社長は、エレクトロニクスが原因である可能性はないとした。 2010年2月3日夜(米国時間)、レイ・ラフッド運輸省長官は豊田章男社長と電話で会談し、安全確保のための取組みを最優先するように要請をした。 米国マスコミの報道 アメリカではトヨタ車の欠陥疑惑と大規模リコールについて大々的に報道された。AP通信は2010年1月31日、「トヨタとJALが『日本株式会社』のイメージを損ねた」と報道し、一部では不倫スキャンダルで騒がれたタイガー・ウッズに喩えられた報道がなされた。トヨタに不信感を持つ顧客が増え、「命を危険にさらしかねない不具合を知っていればトヨタ車を買わなかった」といった声も出た。TIME誌は2010年1月29日に「記憶に残る史上最悪リコールTOP10」で1位をつけた。
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