米沢ファミリーデパート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:51 UTC 版)
「イオン米沢店」の記事における「米沢ファミリーデパート」の解説
先述の米沢市役所跡地での行政主導の商業核の設置構想が挫折したのを受けて、米沢市役所本庁舎跡地(敷地面積約2,805m2)での百貨店「米沢中合」の予定地に、1972年(昭和47年)11月に開業したのが地上5階建ての「米沢ファミリーデパート」である。 「米沢ファミリーデパート」は、当時地場資本で衣料店を展開していた「クサカリ」が「ニチイ(後のマイカル、現・イオンリテール)」と提携して開設したものであった。 開設に当たっては、この店舗も「米沢ショッピングセンター」と同様にダミー会社が運営する店舗が集まった「疑似百貨店」の形式であったため、百貨店法の規制を逃れて開業することになった。また、食料品売り場は直営ではなく、紅丸商事(後のヨークベニマル)が入居。紅丸商事にとって、この店舗が福島県外初の店舗となった。 そのため、売場面積は約5,500m2と「大沼米沢店」を大きく上回る規模での開設が実現した。 なお、開業時には5階にボウリング場が入居していたが、1974年(昭和49年)に撤退した。 その後、「大規模小売店舗法」への移行に伴ってこの店舗はその規制対象に加えられ、法改正を経て規定された「第一種大規模小売店舗」となり、擬似百貨店としての運営が必要なくなったことから「サンホーユー(後のマイカル東北)」の店舗として営業を続けた。 しかし、当店が「米沢サティ」として開業することに伴い、1994年(平成6年)1月に閉店した。 建物は、1996年(平成8年)5月から7月にかけて解体された。跡地は1996年(平成8年)に市が購して「まちの広場」として整備・利用されていたが、2013年(平成25年)10月4日に市民ギャラリーと米沢市立図書館を併設した「米沢新文化複合施設」が着工した。 2016年7月1日、新文化複合施設であるナセBAが開館した。
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