米沢上杉家伝来の文化財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 20:31 UTC 版)
米沢上杉家には、山内上杉家以来の武具宝物が多数伝わっていた。上杉謙信の愛刀である太刀( 無銘福岡一文字、号山鳥毛)、短刀(備州長船景光在銘、号謙信景光)は国宝に指定され、その他、「景勝御手選35腰」を筆頭に重要文化財指定、重要美術品認定の刀剣が多数ある。また、槍としては唯一重要文化財に指定されている、豊臣秀吉から拝領の城州埋忠作の槍20本(うち10本は戦後行方不明)も貴重なものである。 また、織田信長から贈られた狩野永徳筆の洛中洛外図屏風(国宝、米沢市上杉博物館蔵)をはじめ、上杉家に伝来した中世以来の文書群である「上杉家文書」(国宝)、直江兼続が所蔵した宋版史記、漢書、後漢書(3件とも国宝、国立歴史民俗博物館蔵)など、武具から文物まで幅広く収蔵されていた。
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