第4幕『バロック & ロール』(Baroque And Roll)
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「モンティ・パイソン ノット・ザ・メシア」の記事における「第4幕『バロック & ロール』(Baroque And Roll)」の解説
ベティ・ペイリン夫人のナレーション 第4幕序曲の後、ペイリン夫人が「ここまでのお話」として『ライフ・オブ・ブライアン』のストーリーを簡単に振り返る。ブライアンが市場での騒ぎからほうほうの体で逃げ出し、ジュディスと家に帰るが、靴を片方落としてしまったことまでが語られる。 ♪「靴よ 万歳!」 - "Hail to The Shoe"(ソリスト4人、アイドル、合唱団) ブライアンの落とした穴の開いた靴(サンダル)を、民衆は神の印と崇め奉る。一人の男(アイドル)が「靴なんか信じない」と吐き捨てるが、「異教徒」のレッテルを貼られ、民衆は彼を殺そうとする。 ♪「愛のオペラ」 - "Amourdeus"(ファーガソン、マーサー) ブライアンとジュディスによる睦みごとが、2人の歌だけで表現される。 タイトルはモーツァルトの名前「アマデウス」に目配せされている。 ♪「メシアの目覚め」 - "The Chosen One Has Woken"(プラウライト、ファーガソン、マーサー、アイドル、合唱団) 翌朝、ブライアンがジュディスを家に連れ込んだことがマンディにばれる。慌てたブライアンが家の窓を開けると、外では民衆がおり、「救世主」の目覚めを歓迎する。民衆の一人(アイドル)がマンディに、処女かどうか尋ねる。 ♪「育ててはみたけれど」 - "When They Grow Up"(プラウライト、ファーガソン、マーサー) ブライアンが大人になったことを悟ったマンディが、見捨てないでほしいと今までの苦労を嘆く。ブライアンは誰しも大人になり、愛する人を見つけ親離れするものだと答える。 ♪「ふるさとへ」 - "Take Us Home"(ジョーンズ、合唱団) ウェールズの炭鉱作業員としてテリー・ジョーンズが登場する。ジョーンズと合唱団は黄色いヘルメットをかぶり、しがない労働者の自分たちが、暗闇の中で光を求めていると訴える。途中で紙吹雪が舞い始め、合唱団の1人が羊をデザインした傘を差す。 ♪「メシアにあらず」 - "Not The Messiah"(ファーガソン、ギリアム、合唱団) マンディに1分だけ説教をすることを許され、ブライアンは自分は救世主ではなく、1人1人自分で考えて生きることが重要だと説く。しかし集まった民衆は、言葉とは裏腹に自分で物事を考えようとせず、ブライアンの言葉を全く聞き入れない。 この曲の内容は、映画版のメッセージとして強調されていた部分である。 途中でテリー・ギリアムが現れ、「主体性の無い男」として1台詞だけ読み、立ち去る。 ♪「個性的な人々」 - "Individuals"(アイドル、合唱団) サングラスをかけたアイドルが、ハーモニカとギターを持って再登場する。民衆を説得すると言って、ブライアンの意見をまとめたボブ・ディラン風の曲を歌い出すが、その歌詞はほとんど聞き取れない。アイドルの退場後、合唱団は全員でハーモニカを吹き鳴らす。
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