第4巻 - 第6巻:芥川賞・直木賞同時受賞
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「響 〜小説家になる方法〜」の記事における「第4巻 - 第6巻:芥川賞・直木賞同時受賞」の解説
凛夏は二世・現役女子高生作家として小説家デビューして『四季降る塔』を発表し、20万部発行され一躍有名人になる。しかし響は正直にその作品をつまらないと言い喧嘩になってしまう。凛夏は芥川賞候補作の発表で響に勝負を持ちかけるが、響の『お伽の庭』が芥川賞・直木賞に史上初・最年少ダブルノミネートされる一方、凛夏は候補に挙がらなかった。嫉妬が爆発し凛夏は思わず友達でないと響に暴言を吐いてしまうが、響はそれを本心じゃないと理解していて、2人は仲直りする。 史上最年少・史上初のダブルノミネート、さらに同時受賞まで成し遂げてしまった響の周囲は騒がしくなるが、響は賞に興味を示さず一切の取材を拒否し、ここでも彼女は自身の姿勢を変えない。しつこく付け回す週刊誌の記者のカメラを壊して自宅に乗り込んで脅迫し、フードで顔を隠して出席した受賞会見では花井に暴言を吐いた記者にマイクを投げつけ、フードを引き剥がそうとした記者を蹴り飛ばした挙句会見場の窓から逃走してしまう。その帰りに芥川賞受賞を4度目のノミネートで逃し、絶望で踏切自殺しようとした山本春平と出会う。駄作しか書けないから自殺するという山本に、響は自殺させないために線路内に留まり、非常停止ボタンを駅員が押し、寸前で電車は止まる。響の言葉に押され、山本は生きて小説家を続ける決意をした。
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