第4世代(2007年-2014年)E90/E92/E93
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「BMW・M3」の記事における「第4世代(2007年-2014年)E90/E92/E93」の解説
2013年12月発表。賛否が分かれた第4世代のV8エンジンから第5世代では直列6気筒エンジンに回帰し、またM3としては初めてターボエンジンが搭載された。直列6気筒エンジン(S55B30A)は2つのターボチャージャーが装備され、最高出力431馬力、最大トルク56.1kgmを発揮し前モデルと比較して燃費も大幅に改善された。ターボ化により最大トルクは第4世代と比較して5割増しとなる一方、燃費は排気量の縮小により25-30%改善し、ユーロ6排ガス規制をクリアしている。軽量化のためにカーボン製のルーフやタワーバー、プロペラシャフトが採用された。 4ドアセダン型のみの発売。クーペ、カブリオレは3シリーズベースの2ドアモデルが「4シリーズ」と改称して再編されたことにより、BMW・M4に移行した。 第5世代の開発として、強く意識されたのは『サーキットでの走行性能の向上』であった。そのため、開発には2012年DTMチャンピオン、ブルーノ・シュペングラーら、BMWのワークスドライバーが深く関与している。サーキット走行に耐えるために、メインラジエーターとは別にサイドラジエーターが装備され、ターボチャージャーの軸受けには電動クーラントポンプで冷却液が循環されている。 ホイールは標準が18インチであるが、オプションで19インチホイール(+278,000円)も設定された。また+110万円でカーボンセラミック製ブレーキシステムを搭載できた。 2017年11月生産分から、車体フロア下面への排気微粒子除去装置の装着のために、カーボン製プロペラシャフトがスチール製に変更となる。
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