第4世代KFエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 01:35 UTC 版)
「ダイハツ・KF型エンジン」の記事における「第4世代KFエンジン」の解説
2019年(令和元年)7月フルモデルチェンジのタント、およびスバル・シフォンから採用されたエンジンで、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)が市販品として初めて採用された。ボア、ストロークなどの基本諸元が変わらないため引き続きKF型を称するが、大半の部品に何らかの手が入っている。大きな特徴としては、連続可変バルブタイミング機構のDVVTの採用が廃止された代わりに軽自動車を含む4輪車用の4バルブヘッドのガソリンエンジンとしては世界初となる半球型燃焼室が採用されたほか、高EGR下での燃焼を改善するために導入した量産エンジンでは日本初となるマルチスパーク点火、霧化性能の高いスワールインジェクター(NAのみ)がある。吸気ポートは高タンブル指向であり、燃焼効率の向上と燃焼速度のアップを実現している。これらにより、最大熱効率はNAエンジンで35%を称する。なお、ターボエンジンは、先代よりもトルクを重視しており、圧縮率がわずかに低くなっている。新開発のDCVTと組み合わせることにより実用域での燃費向上を図っている。
※この「第4世代KFエンジン」の解説は、「ダイハツ・KF型エンジン」の解説の一部です。
「第4世代KFエンジン」を含む「ダイハツ・KF型エンジン」の記事については、「ダイハツ・KF型エンジン」の概要を参照ください。
- 第4世代KFエンジンのページへのリンク