第3話「殺しのピンヒール」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:01 UTC 版)
「探偵・由利麟太郎」の記事における「第3話「殺しのピンヒール」」の解説
原作のタイトルは「銀色の舞踏靴」。 原作とドラマで3人の女性の名前が変更されている。原作→テレビドラマの順で名前の設定変更は次の通り。鮎沢由美→名越優美、白川珠子→白川珠喜、河瀬文代→川瀬文乃。 狙われた3人は同じモデル事務所のモデル仲間で、最初の殺害現場となった仮装パーティーにピンヒールの宣伝活動も兼ねて出席していた(原作では婦人雑誌の美人投票で選ばれた3美人で互いに接点はなく、うち2人は嘘の手紙で殺害現場となる映画劇場に呼び出されている)。 ドラマでは上記の通り3人の職業はモデル、鮎沢慎吾は3人が所属するモデル事務所の社長、名越恭介の妻は名越優美で、優美は社長の鮎沢と不倫関係という人物設定(原作では白川珠子の職業はダンスホールのダンサー、鮎沢慎吾は鮎沢由美の父親、名越恭介の情婦が白川珠子という人物設定)。 恭介は料理研究家志望であるが実質的には無職で収入がなく、妻の優美の経済力に依存しており劣等感で鬱屈していた(原作では、他に情婦ができて珠子が邪魔になったという以上の描写は無い)。 珠喜は優美を狙って香水に仕込まれた毒で誤って殺害され、文乃は逃走中のピエロ(恭介の変装)の腕時計を見たため口封じのために殺害されており、いずれも当初は殺害する計画は無かった(原作では珠子の殺害動機を隠蔽して捜査をかく乱させるため当初から3人とも殺害する計画であった)。 珠喜が香水に仕込まれた毒に侵され転倒した際、靴を階下へ落下させ、それを偶然拾った三津木が届けに行って死体を発見し、誤解から殺人容疑で警察に身柄を拘束される(原作では珠子の死体に驚いた由美が靴を階下へ落下させ、靴が片方だけの由美が立ち去るのを目撃した三津木が彼女を追跡、そのあと靴の出どころを調査する)。 靴は鮎沢がスポンサー契約獲得のため「美脚」が売りの3人に履くよう求めていた(原作では珠子の殺害動機隠蔽の手段として恭介が3人に靴を贈りつけている)。 由利は殺害現場の足跡のプロファイリングで珠喜、優美、文乃、ピエロの動きを正確に分析し、何が起こったかを見抜いている。 文乃の居宅(珠喜とのシェアルーム)にガスマスクを着けたピエロが侵入し、加湿器に毒を仕掛けて文乃を殺害する。 恭介は料理研究家としての作品も兼ねて優美の夕食を準備していたが、彼女が鮎沢と外食して帰ってきたことに怒って争い、頭を打った優美は気絶する。恭介は優美を料理教室として契約する予定の店舗物件まで連れて行き、他の2人と同じように毒殺しようとするが失敗し、物理的手段で殺害しようとする。
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