第1回ジャパン・アート・フェスティバル
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「国際芸術見本市」の記事における「第1回ジャパン・アート・フェスティバル」の解説
第1回ジャパン・アート・フェスティバルは、ニューヨークの中心区マンハッタンで、1966年(昭和41年)3月22日から4月23日まで約1ヶ月間開催された。会場にはニューヨーク・マンハッタンのビジネス街パークアベニューに面して建つユニオンカーバイド・ビルヂング(現チェース・ビル、JPモルガン・チェース本社)の1階から2階に吹き抜けるメインロビーが当てられた。 有名芸術家による絵画、版画、彫刻、書などの美術、人間国宝による陶磁器、漆器、金工、木竹工、染織、織物などの伝統工芸品を展示、販売し、さらには家元による茶道(裏千家)、華道(池坊)の実演を行った。会場インスタレーションは丹下健三によって設計された。会場内の壁面を飾る巨大写真パネルのデザインは粟津潔、会期中を通じて会場に流される現代音楽は、一柳慧、武満徹による作曲、アート・フェスティバルのポスターのデザインは粟津潔、展示作品を紹介するカタログの装幀は原弘など、いずれも当代一流といわれる人々が担当した。日本の現代美術、伝統文化をこれほど幅広く網羅、凝集して、大量に海外で展示した例はかつてないことであった。
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