第八話 - 第九話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 08:04 UTC 版)
バッド兄弟を残してイーリーを出発した五台の先頭集団は何者かによって襲撃され、後のレーサーへの伝言役として残されたというリチャード・リースマン以外は全員殺されていた。襲撃者のリーダーの首にギルズスネークがあったというリチャードの言葉を聞いたホトトは小雨が止めるのを無視して父の仇を取るために後を追うと宣言し、仲間たちもこれ以上レースの妨害をさせないために同行することになる。 襲撃者が向かった痕跡がある小さな宿場町で聞き込みをするホトトたちだが、住民は非協力的で、無視するかすぐに町を出るようにと言うだけだった。そんな中、ついに見つけたギルズスネークを持つ男たちと対峙するが、協力するふりをしていた保安官こそが「首に蛇のタトゥーがある男」であり、仇を討とうとして無謀に突っ込んだホトトを助けるために戦った天晴、シャーレン、アルは善戦をしたものの、小雨が剣を抜けずに戦わなかったこともあり結局全員倒されてしまう。ギル一味はそんな小雨を臆病者として敢えて放置し、4人は日没時に見せしめとして縛り首にされることになる。 小雨は、9歳の時に目の前で母が自分をかばって斬殺された過去があり、その影響で修練を積み免許皆伝となった今でも実戦では身が竦み剣が抜けない状態にあった。過去と同様に何もできなかった自分を責める小雨に、町の酒場の女主人は「どんなに強くなっても過去は変えられない」と発破をかける。過去を変えることはできなくとも、自分に今できることがあると気付いた小雨は、処刑寸前の天晴たちのもとへ向かい、銃弾をかわしつつ4人の手下たちを無力化して仲間を救出。残った保安官も、ホトトの手を血で汚さないために一騎打ちで切り捨て、代わりに仇を討つのであった。 多数の犠牲者を出した結果、次の補給地デンバーへと到着できたレーサーは、デイラン、TJ、バッド兄弟、シャーレン、アル、天晴、リチャードの7チーム。セスたち運営側の判断により、安全のために鉄道路線沿いにコースを一部変更して、棄権したリチャードを除く6チームのみでノースプラット(英語: North Platte, Nebraska)から仕切り直しでレースを再開することが決定。その準備期間でできた余裕を利用して、天晴号のハイブリッドエンジンもついに完成した。だが、彼らはリチャードこそが鉄道会社より依頼を受けてレースを妨害する本物のギルであることをまだ知らない。
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