第八話 女剣士 磯田きぬ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 03:37 UTC 版)
「腕 -駿河城御前試合-」の記事における「第八話 女剣士 磯田きぬ」の解説
飢えから、握り飯一つだけでも盗もうとした多情丸は、村人に捕まり片脚を切り落とされる。 後年、博打で金を貯めた多情丸は復讐のため野盗を雇う。その時に通りがかった磯田きぬにも声をかけるが磯田きぬは断る。磯田きぬが危険を知らせようと村を訪れた時には既に遅く、多情丸と野盗たちは女子供を含めて村人を惨殺し終えた後であった。多情丸は磯田きぬにも、命が惜しければ命乞いをするように戯れに襲い掛かる。しかし、命乞いをせぬ磯田きぬの姿を見て、自分と違って性根までは腐っていないと、自分の死骸を見たら手を合わせることを条件に磯田きぬを解放する。 御前試合に挑んだ多情丸は対戦相手の中村進吾に斬られる。死に行く多情丸の目に写ったのは、菩薩のごとく微笑む磯田きぬの顔であった。 登場人物 多情丸(たじょうまる) 片脚の剣士。天道流に入門する前に放浪していた磯田きぬと面識がある。 中村進吾 多情丸を父の仇と呼ぶ剣士。 原作との相違点 原作『駿河城御前試合』には無い、オリジナルストーリー。
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