競走能力について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 14:30 UTC 版)
脚質から逃げ馬という評価が定着しているが、菅原は「スピードの違いで自然と逃げる形になっただけ。気性にも問題がなかったし、スタミナを心配するような体つき、走りぶりでもなかった」と回想している。また、大川は「逃げ馬としてはスタートダッシュが利く馬ではなかった」と指摘し、それでも逃げる形になったことを「『テスコガビーに競り掛けたら、こっちが先に潰れてしまう』という威圧感があったため」と分析、「悪い言葉で言えば、『バケモノ』のような馬だった」としている。競馬界では「スタートが良く、道中も素直で、最後もきっちり伸びる」馬を、「テンよし、中よし、終いよし」と呼び習わすことがあるが、これは元々菅原がテスコガビーのセールスポイントを尋ねられた際に答えたものである。気性は非常に従順かつ堂々としており、一般に繊細で神経質とされる牝馬でありながら、どこでも寝転がってしまうような図太さを備え、「肝の据わった牝馬だ」と関係者を感心させていた。
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競走能力について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 15:50 UTC 版)
古馬になってから「ジリ脚」との評価が定着したが、4歳時の小倉記念や京都新聞杯で披露した末脚は「豪脚」、「剃刀」とも形容され、当時は鋭い瞬発力を見せていた。松永昌博によると、京都新聞杯の次走となった菊花賞から「トロトロした」レースをし始め、さらに有馬記念を経て古馬になってからは掛かるようにもなり、後方からレースを進めざるを得なくなったといい、「そういう競馬をさせてしまったのかなあ」と振り返っている。ライターの谷川善久は、ナイスネイチャが挙げた7勝のレース内容や、同世代のトウカイテイオーに次ぐ6億円超の獲得賞金額、本来適性範囲外の距離である有馬記念での3年連続3着といった記録は間違いなく「強い馬」のものであったが、たび重なる故障から成長を阻害されたり、充実期に出走の機会を逃したことが勝ちきれない成績に繋がったのではないかと述べている。ライターのはせべゆたかは、菊花賞において皐月賞・東京優駿を優勝したトウカイテイオーが不在となって混迷したムードとなった中でナイスネイチャの登場がより盛り上げたとし、「もしここで勝っていれば、彼はメジロマックイーンになれたのだろうか…」と述べている。
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