竣工と配属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 05:46 UTC 版)
酒匂は11月30日に竣工したが、この時点で同型艦の 阿賀野と能代が沈没しており、阿賀野型4隻が同時にそろうことはなかった。同日、連合艦隊附属となり、佐世保から呉に回航した。12月11日、第十一水雷戦隊旗艦となった。1945年1月15日、第十一戦隊に編入。 阿賀野型軽巡洋艦は水雷戦隊の旗艦として優れた性能を備えていたが、酒匂が就役した1944年末には、軽巡洋艦と駆逐艦が主体となる艦隊同士の水雷戦の機会は事実上失われていた。一方で日本海軍は同年に潜水艦や航空機による攻撃で駆逐艦の喪失が増大し、新造艦の早期戦線投入と兵員の練成が急務となっていた。当時の第十一水雷戦隊はこうした艦艇と兵員の訓練を目的に編制されており、酒匂の編入当時は松型駆逐艦や秋月型駆逐艦を主力とし、回天搭載母艦に改造された軽巡洋艦北上や駆逐艦響も一時的に所属した。
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