稲生川用水
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疏水の概要 | |||||||||||||||||||||||
■疏水の所在 青森県十和田市を中心とする周辺地域約6,000ha ■所在地域の概要 青森県の東南部に位置し、八甲田山や十和田湖などの自然豊かな環境を有する地域で、奥入瀬川をはじめとする多くの河川や奥入瀬川から上水した人工河川「稲生川」が潤す田園と都市機能を有する地域から形成されています。 ■疏水の概要・特徴 稲生川は、1855年(安政2年)に工事着手し、1859年(安政6年)5月4日に十和田湖を源とする奥入瀬川から三本木原へ上水し、 三本木原台地(上北郡東部、東西約40km南北約32kmにわたる台地)を東西に太平洋岸まで横断する人工河川。1855年(安政2年)に新渡戸傳(新渡戸稲造の祖父)を中心に太平洋岸まで約39kmの水路を掘る計画で工事がはじめられ、1859年(安政6年)5月4日導水に成功、傳と長男十次郎、孫七郎の三代によって1871年(明治4年)頃までに2箇所の穴堰(トンネル)約4kmを含む約11kmの水路が完成している。その後も開拓事業は地域の人々によって受け継がれ、太平洋岸までの水路が完成。さらに1937年(昭和12年)には国営開墾事業となり、支流も増え現在総延長約71kmとなっている。 |
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固有名詞の分類
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