稚児のほほ【チゴノホホ】(食用作物)
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登録番号 | 第12702号 |
登録年月日 | 2005年 2月 7日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 稚児のほほ よみ:チゴノホホ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 新潟県 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新潟市新光町4番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石崎和彦、重山博信、小林和幸、松井崇晃、星豊一、阿部聖一、東聡志、川上修、竹内睦、大源正明、長澤裕滋、平尾賢一、樋口恭子、東澄子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「新潟糯31号」(後の「わたぼうし」)に「東北144号」(後の「はぎのかおり」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は中生の早、稈長ががやや長で偏穂重型の水稲、糯種の香り米である。草型は偏穂重、稈長はやや長、稈の細太はやや太、剛柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は褐、護穎の色は白である。芒の有無と多少は無である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良、香りは有である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期は早生の晩、成熟期は中生の早、穂揃日数は中、穂発芽性は易、耐倒伏性はやや弱、脱粒性は難、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや弱である。蛋白質含量はやや低である。「こがねもち」と比較して、穂長が長いこと、玄米の香りが有ること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「わたぼうし」と比較して、稈長が長いこと、玄米の香りが有ること、成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「新潟糯31号」(後の「わたぼうし」)に「東北144号」(後の「はぎのかおり」)を交配し、3年にその雑種第2代の葯培養を行い、4年にその再生個体の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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