稲武2号【イナブ2ゴウ】(野菜)
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登録番号 | 第11719号 |
登録年月日 | 2004年 3月 3日 | |
農林水産植物の種類 | やまのいも | |
登録品種の名称及びその読み | 稲武2号 よみ:イナブ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 愛知県 | |
品種登録者の住所 | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤俊博、飯田孝則、今川正弘、青山幸司、浅野裕司、和田朋幸、森田正勝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、愛知県在来自然薯の選抜系統どうしを交配して育成されたものであり、葉は尖頭形でやや小、芋は細長形で粘度のかなり強い品種である。草勢は中、つるの巻性は右、断面の形は丸、色は暗赤紫である。葉の形は尖頭、大きさはやや小、長さはやや短、幅は狭、葉脚部の窪みの深さは浅、葉の肩張りは狭、葉縁のくびれの程度はかなり小、葉色は濃緑、葉脚部葉柄の着色は有、対生葉位は低である。むかごの着生程度は多、形状は球、大きさはやや小、色は濃褐である。芋の外皮色は黄褐、粗滑は滑、形は細長、着生数は1、長さ及び首部の長さは長である。髭根の多少は中、肉色は白、粗密は極密、粘度はかなり強、変色性は極弱、貯蔵性は高、早晩性は晩である。「P-16」と比較して、葉色が濃いこと、粘度が強いこと等で、「森本いも」と比較して、葉の形が尖頭であること、むかごの色が濃褐であること、粘度が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に愛知県農業総合試験場山間農業研究所(北設楽郡稲武町)において、愛知県在来自然薯の選抜系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「夢とろろ」であった。 |
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