秋音色【アキネイロ】(食用作物)
登録番号 | 第12566号 | |
登録年月日 | 2005年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 秋音色 よみ:アキネイロ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 熊本県 | |
品種登録者の住所 | 熊本県熊本市水前寺六丁目18番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 畠山誠一、三ツ川昌洋、倉田和馬、田中正美、荒木誠士、小代寛正、古賀進、泉恵市、松本士 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「黄金晴」に「関東168号」(後の「ミルキークイーン」)を交配して葯培養により育成された固定品種であり、育成地(熊本県菊池郡合志町)における成熟期は中生の早、耐倒伏性が強、低アミロース含量の水稲、粳種である。草型は中間、稈長はやや短、稈の細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度は極立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長、穂数及び粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや長、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は少、芒長はやや短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小はやや小、色沢は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良、香りは無、腹白の多少は極少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂揃日数は短、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性はやや弱、葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病ほ場抵抗性は弱である。アミロース含量は低、蛋白質含量はやや低である。「ヒノヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、止葉が立つこと、耐倒伏性が強いこと等で、「ミルキークイーン」と比較して、稈長が短いこと、止葉が立つこと、成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に熊本県農業研究センター農産園芸研究所(菊池郡合志町)において、「黄金晴」に「関東168号」(後の「ミルキークイーン」)を交配し、6年に雑種第1代の葯培養を行い、以後、復元第1世代から系統選抜を行い育成された固定品種であり、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 秋音色のページへのリンク