福岡・福岡空港 - ハウステンボス線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 05:23 UTC 版)
「させぼ号」の記事における「福岡・福岡空港 - ハウステンボス線」の解説
佐世保市にあるテーマパーク ハウステンボスと福岡市を直接結ぶ路線で、乗り換える必要なくハウステンボスの入園ゲート至近のバス乗り場まで行くことができる。 ハウステンボスの開園と同日の1992年(平成4年)3月25日、「ハウステンボス号」の愛称で運行開始された。「させぼ号」と同じく西鉄と西肥バスの共同運行で、当初は6往復設定されていた。しかしJR九州が運行する特急列車「ハウステンボス」に比べ利用は低迷し、翌1993年には3往復に減便された後、2002年(平成14年)3月31日限りで「ハウステンボス号」は廃止された。廃止時点での停車地は博多駅交通センター、西鉄天神バスセンター、福岡空港1~3、波佐見有田IC、早岐田子の浦、早岐支所シルバーボウル前、ハウステンボスの順で、ハウステンボス行きのうち1本は天神バスセンター~ハウステンボス間ノンストップ、1本は福岡空港~ハウステンボス間ノンストップであった。この当時は「させぼ号」と異なり、座席は予約指定制で、車両は当初から4列シート、トイレ付き車を使用していた。西鉄側は1999年頃まで紫色と白色のツートンカラーの専用車を使用していた。また、本路線の往復乗車券とハウステンボス入場券をセットにした「ハウステンボスセット券」も発売されていた。 その後2010年(平成22年)10月1日に、「させぼ号」のうち1往復が運行取りやめとなると同時に、別路線として福岡~ハウステンボス線の1往復での運行を開始、福岡とハウステンボスを結ぶ高速バスの運行が8年半ぶりに再開された。この際「ハウステンボス号」の愛称名は復活せず、させぼ号の一部でもなく別路線となり、現在までこの路線の愛称はない。運行再開時の運行会社は西肥バスのみ(西鉄側は発券業務のみ)だったが、2011年(平成23年)4月からは2往復に増便されるとともに西鉄も運行を担当するようになった。車両は、両社とも「させぼ号」と共通運用している。 2021年2月1日ダイヤ改正現在、1日2往復が運行されている。都市部からテーマパークへの利用客輸送が主な目的であるという路線の特性上、福岡発は午前のみ、ハウステンボス発は午後(主に夕方から夜)のみである。 「させぼ号」と異なり座席指定制である。また、SUNQパス(全九州版・北部九州版)の利用が可能である。 福岡〜佐世保・ハウステンボス間の高速バス乗車券と、佐世保〜ハウステンボス間の路線バス(平日24.5往復 土日祝18往復 約50分 580円)乗車券、ハウステンボス1DAYパスポートがセットになった「ハウステンボスきっぷ」(10,460円)が発売されている。本数の多いさせぼ号を利用する場合はもちろん、ハウステンボス線を利用する場合でもハウステンボス1DAYパスポートがセットになっていることから、割安となっている。
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