禁忌・警告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 18:05 UTC 版)
パゾパニブに過敏症を有する患者、妊婦また妊娠している可能性のある婦人には禁忌である。 日本の添付文書の警告欄には「重篤な肝機能障害」が現れることがあると書かれており、中等度以上の肝機能障害を有する患者では、最大耐用量が低いとされている。米国の添付文書では、致死的な肝障害が発現する旨が黒枠警告で示されている。 米国の添付文書の警告欄に表示されている項目は、以下の通りである。 高血圧(高血圧クリーゼ(英語版)を含む)が報告されている。 QT延長症候群(トルサード・ド・ポアントを含む)が報告されている。 血栓性微小血管症(英語版)が報告されている。 血栓性血小板減少性紫斑病が報告されている。 溶血性尿毒症症候群が報告されている。 血液学的異常が31%から37%の患者に発生する。 心障害(左室駆出率 (LVEF) の低下および鬱血性心不全)が報告されている。 致死的出血、動脈血栓症、静脈血栓症、消化管穿孔が臨床試験時に見られた。
※この「禁忌・警告」の解説は、「パゾパニブ」の解説の一部です。
「禁忌・警告」を含む「パゾパニブ」の記事については、「パゾパニブ」の概要を参照ください。
禁忌・警告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 05:58 UTC 版)
QT延長症候群、低カリウム血症、低マグネシウム血症、妊婦、妊娠希望者、授乳婦、ガラクトース・乳糖不耐症の患者に対して禁忌を設定している国があるが、日本で禁忌に設定されているのは「過敏症の既往歴のある患者」と「妊婦または妊娠している可能性のある婦人」のみである。 日本で警告欄に表記されている項目は心血管障害(QT間隔延長と心タンポナーデ)と一般的な事項(緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。等)であるが、海外では下記の項目が警告欄に設定されている場合もある。 骨髄抑制 腫瘍崩壊症候群 肝障害 肝炎の既往 膵炎の確認のため血中リパーゼ測定を定期的に実施する事 胃全摘除患者 妊娠していないことを確認する事 肝機能が低下している患者に投与する場合には、用量を減量し、肝機能をモニタリングする必要がある。日本の添付文書では肝機能の他に血液系、膵機能、QT間隔延長について減量基準が記載されている。
※この「禁忌・警告」の解説は、「ニロチニブ」の解説の一部です。
「禁忌・警告」を含む「ニロチニブ」の記事については、「ニロチニブ」の概要を参照ください。
- 禁忌・警告のページへのリンク