神戸阪急(初代)→三宮阪急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 14:50 UTC 版)
「阪急百貨店」の記事における「神戸阪急(初代)→三宮阪急」の解説
一般の小売店による百貨店規制運動に対応し、1933年4月20日に創立総会を開催して設立を認可申請した日本百貨店商業組合に、当店も設立時から参画しており、同組合は支店や分店の新設を制限する営業統制案を設立総会前日の19日に決定し、この営業統制規程第三条を受けてそごうが阪神元町食堂の営業委託がその規定に抵触するとして断っていた。 しかし、京阪神急行電鉄は駅に食堂を付属させることは当然認められるサービスと主張し、神戸・三宮に建設していた駅ビルに食堂設置などを強行し、1936年4月11日に阪神急行電鉄神戸駅に完成した神戸阪急ビル内に神戸支店を開業した最初の支店だった。 地階で食料品を、1階で服飾品を取り扱う小型店舗であった。 神戸ハーバーランドに新店舗を開設した際に、新店舗を神戸阪急とすることになったため、以降は三宮阪急として営業を続けていたが、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により神戸阪急ビル東館被災(建物の大部分は解体されたが三宮阪急の部分はほぼ無傷で震災後も数日間は営業していた)修復工事のため退去してそのまま閉店となった。 ビル解体後跡地は1999年に地上22階地下1階の三宮阪急ビルを2004年(平成16年)完成で建設する計画が発表されたが景気の低迷から断念し、暫定的なビルを建設して使用している。地階は、いかりスーパー阪急三宮店が入居していたが、2016年1月に閉店した。 同年4月25日、一度は断念された「神戸阪急ビル東館」の建て替え計画が発表された。夏頃の着工・2021年の完成を目指すとのことである。 「神戸阪急ビル」も参照 なお、2019年10月1日付でそごう神戸店(2017年10月1日付でそごう・西武からエイチ・ツー・オー リテイリングに譲渡済み)が阪急百貨店に転換され、「神戸阪急(3代目)」となることが発表されており、阪急百貨店としては24年ぶりに三宮へ再進出することになる。
※この「神戸阪急(初代)→三宮阪急」の解説は、「阪急百貨店」の解説の一部です。
「神戸阪急(初代)→三宮阪急」を含む「阪急百貨店」の記事については、「阪急百貨店」の概要を参照ください。
- 神戸阪急→三宮阪急のページへのリンク