社会・科学技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 18:06 UTC 版)
『闇に囁くもの』では、ニャルラトホテプとシュブ=ニグラスを信仰している描写がある。 科学や医学が非常に発達しており、外科手術は頻繁に行われる。通常、テレパシーを使用するため発声器官はあまり発達していないが、他の種族との会話に対応するための手術も存在する。また生きたまま人間の脳を摘出し、特殊な円筒に入れて持ち運ぶということも行う。この時、体は処理が施され、脳が戻るまで老化することもなく生き続ける。円筒を専用の装置に接続すれば、人工的に視覚・聴覚を再現し、会話も可能である。ミ=ゴはこの円筒を自らの最も気に入った個体、あるいは最も軽蔑する相手に対して使用されるとされている。 TRPG『デルタグリーン』では科学者、兵士、労働者の3つの階級社会に別れていると設定された。個体としてはヌガー=クトゥン(N'gha-Kthun)という指揮官が存在するらしい。基本的に彼らは、5対の手足を持ち、科学者は最初の1対を手として使用する。兵士は必要に応じて翼などを増やすとされる。逆に労働者は翼や手足を減らす外科手術を受ける。 邪神の崇拝、身体改造を忌避しない点に代表される精神構造が人間と相容れない思想面であるとされている。このため利己的で人間と敵対的な種族として扱われる。 一方、『アーカムそして星の世界へ』では、『ダンウィッチの怪』の裏側でヨグ=ソトースを召喚しようと目論んだウェイトリー兄弟の野望に対する知恵を人類側に提供する、死の間際の若い紳士から脳髄を抜き取って宇宙旅行に送り出すなど、ある程度の一線と利害の一致さえあれば人類側に一定の恩恵をもたらす存在としても扱われている。
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