発声器官とは? わかりやすく解説

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はっせい‐きかん〔‐キクワン〕【発声器官】

読み方:はっせいきかん

音声発するために用い器官総称。肺・喉頭口腔鼻腔など。肺から送り出され呼気を、声帯振動させて音に変え口腔鼻腔共鳴させて言語音発生させる

[補説] 声帯から口腔鼻腔までの共鳴腔は、特に構音器官調音器官)と呼ばれる


発声器官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/22 10:13 UTC 版)

発声器官(はっせいきかん)とは、ヒトを発するために用いる器官の総称である。

概要

人の声は気流発声調音を介して生成される。すなわちに溜めた空気を押し出し、呼気圧と気流が声帯を振動させて音高をもつ喉頭原音を生成し、これをの制御により口腔および鼻腔で共鳴させ母音子音を形成して声としている。音声学における「発声」は声帯振動による原音生成を指すが、一般用語としての「発声」はこれら一連の音声合成過程を指す。この広義の発声には主に呼吸器官のほか咀嚼、嚥下のための機構が利用される。以下に主な「発声器官」を挙げる。

  • 肺及び気管(気道)全般
  • 喉頭懸垂機構
  • 内喉頭筋
  • 胸郭、腹腔を構成する筋、骨群(腹腔の内容物は腹圧で横隔膜を押す際に作動媒体として機能する)

参考文献

  • J.C.キャットフォード『実践音声学入門』竹林滋・設楽優子・内田洋子 訳,大修館書店,2006年
  • 萩野仁志・後野仁彦『「医師」と「声楽家」が解き明かす発声のメカニズム』音楽之友社,2004年
  • Ladefoged, Peter and Sandra F. Disner (2012) Vowels and Consonants, Wily-Blackwell, 『母音と子音:音声学の世界に踏み出そう』田村幸誠・貞光宮城訳、開拓社、2021年. ISBN 978-4-7589-2286-9

関連項目


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