振動音(しんどうおん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)
鰾に付随する筋肉の収縮で鰾が振動して非常に高い音を発する。ホウボウ、イシダイ、シマイサキ、コトヒキ、ニベ類、カサゴ類などが振動音を発音する。イットウダイ、ハタンポ、ニベ類、シマイサキ、カサゴなどでは鰾と頭骨、脊椎骨、体腔壁を結ぶ発音筋が発達し、それにより鰾壁を振動させて大きな音を出す。マトウダイ、ガマアンコウ、カナガシラなどでは鰾壁に密着した発音筋が発達し、その働きにより発音する。特にホウボウの雄は咽頭骨を摩擦し、鰾を共鳴器とするため声が高い。
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