破烈の師団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:31 UTC 版)
ミラ・バセット 契約精霊:騎士精霊〈聖王の師団(クルセイダーズ)〉(6巻終盤まで) 神聖ルギア王国内の急進派が独立した新興国であるロッソベル公国代表〈破烈の師団〉の師団長で、ウェーブのかかったダークブラウンの髪に紺碧の右眼と琥珀色の左眼のオッドアイを持つ無表情な美少女で、今大会最年少の13歳。 左眼が生まれつき強力な精霊が封じ込められている〈封魔眼〉で、幼い頃にその力を恐れた両親にロッソベル公国の騎士団に売られた過去を持つ。騎士団では封魔眼に宿っている戦術級の軍用精霊〈聖王の師団(クルセイダーズ)〉を制御するために、怒り、悲しみ、喜びといった感情を奪われ、〈精霊剣舞祭〉で優勝するための「道具」として扱われていた。 契約精霊が特殊なタイプのためカミト達のように頻繁には出せないが、レスティアとの戦闘時は結界を切り裂いて脱出したり、カミトと共に聖霊騎士団に襲撃された時は精霊魔術で作った剣で応戦するなど、個人の戦闘力は相応に高い。 〈精霊剣舞祭〉本戦では、同盟を結んだカミトを含むチーム・スカーレットの面々と過ごす内に失ったと思っていた暖かい感情を感じ、襲来してきたレスティア、ネペンテス・ロアと戦うカミト達を助けるために〈封魔眼〉が二度と使い物にならなくなるのも覚悟の上で〈聖王の師団〉を解放し、〈封魔眼〉に宿っていた〈聖王の師団〉を失ったため、カミト達に〈精霊剣舞祭〉で勝ち残ってほしいとの願いを託し、リタイアした。 〈チーム・スカーレット〉が決勝進出を決めた日に、カミト達の前に再び現れた。祖国に対する裏切りに等しい行為を行ったミラの身柄を狙うであろうロッソベル公国の手からミラを守るためにリンスレットの推薦で、リンスレットの妹のミレーユ・ローレンフロスト付きのローレンフロスト家のメイドとなったことが明かされた。その後はメイド長のナタリアのような立派なメイドになることとミレーユを立派な貴族にすることを目標としている。 カミトに対して恋のような感情を抱き始めている。 〈元素精霊界〉での最終決戦では、ウィンターガルフ城でミレーユやユーディアと共にレイハからの呼びかけを聞き、ミレーユたちと〈精霊王〉を鎮める祈祷を行った。最終決戦後、来年にはミレーユ付きのメイドとしてエルオール初等学院に入学する模様。 エシル 契約精霊:不明 容姿、契約精霊ともに不明。ミラの〈封魔眼〉に封印されている〈聖王の師団(クルセイダーズ)〉を運用するために訓練された精霊使い。ネペンテス・ロアに神威を吸収され、レスティアによって魔石を奪われリタイアした。 ユステラ 契約精霊:不明 エシルと同じく容姿、契約精霊ともに不明でミラの〈封魔眼〉に封印されている〈聖王の師団〉を運用するために訓練された精霊使い。ネペンテス・ロアに神威を吸収され、レスティアによって魔石を奪われリタイアした。
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