破滅的引退へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:26 UTC 版)
だが、この頃より激情家として知られる性格が一転、何かを悟りきったかの如き状態になり、ファンや周囲を大切にする姿勢も徐々に薄れていく。これは3号が彼の(左投手としての)選手生命を確実に絶つ、文字通りの“魔球”である事を知っていたからだった。この頃「スター千一夜」に出演して(当時の)各界の有名人(藤圭子、沢村忠ら)と対談した際は、場の空気を完膚なきまでにぶち壊す発言を連発、司会の石坂浩二を困惑させた事もあった。ライバル達も彼の変化を敏感に察知、次第に彼の悲壮な覚悟に気付き始める。そして対中日戦で完全試合を達成、球史に名を残した代償として左腕を完全に壊し、選手生命を失う。(ここから原作版)翌年(1971年)オフ、左門と京子の結婚式を密かに見届けた彼はどこへともなく姿を消し、以降数年間は完全に消息を絶った。
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