県文へ(1994-)
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「三重県立図書館」の記事における「県文へ(1994-)」の解説
1994年(平成6年)10月7日、広明町の図書館が手狭になったとして郊外に移転、三重県総合文化センター(県文)内にのべ5,332m2の新図書館が開館した。館内には対面朗読室、燻蒸用消毒室、郷土作家や郷土の文学を紹介する「文学コーナー」が設置され、コンピュータによる貸し出しと蔵書検索を提供し、県内4つの市町村立図書館、1つの大学図書館の間でオンラインで結ばれた。移転から間もない図書館を訪れた海野弘は「ぜいたくなほどゆったりしたスペース」と評している。新館が開館した1994年(平成6年)は三重県の町村立図書館・図書室の開館ラッシュの年で、美里村文化センター図書室(現・津市美里図書館)、香良洲町立きらめき図書館(現・津市きらめき図書館)、多気町立図書館(現・多気町立多気図書館)、阿児町立図書館(現・志摩市立図書館本館)、浜島生涯学習センター図書室(現・志摩市立図書館浜島図書室)が相次いで開館している。1999年(平成11年)には「三重県図書館情報ネットワーク」(MILAI)を立ち上げ、インターネットを利用して県内の図書館の蔵書を一括で検索し、最寄り図書館に取り寄せできるシステムを構築した。 2004年(平成16年)10月、図書館システムの開発を委託されていた業者が無断でデータをコピーして自宅で作業を行っていたところ空き巣に入られ、ノートパソコンを盗まれたことで図書館利用者13万人のデータが流出する事件が発生した。盗まれたデータに含まれていた個人情報は氏名や生年月日、住所などで、貸出情報については別ファイルかつ資料番号のみだったので、誰がどんな本を借りていたかは特定できるものではなかった。
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