県政への影響力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 13:49 UTC 版)
「森山栄治 (地方公務員)」の記事における「県政への影響力」の解説
福井県の人権行政に対しても大きな影響力を持ち、1971年から2018年まで福井県客員人権研究員を、2009年から2018年まで福井県人権施策推進審議会委員を務め、福祉関連部局の部長や、嶺南振興局長に、就任時や盆暮れに京都市内の自宅に挨拶に来させるなどし、商品券等を渡していた。また、1990年代、高浜町を管轄する福井県警察小浜警察署や駐在所を訪れ、複数幹部に多額の商品券や高級魚などを贈っていた。 高浜町の原発警備会社オーイングの筆頭大株主で、2017年まで同社取締役を務め、関西電力からの受注増により、2007年から12年間で10倍に売上を伸ばした。また1987年から2018年に体調悪化により退任するまで関電プラント顧問を務めた。地元建設会社吉田開発の顧問も務め、同社は関西電力からの無入札による特命発注などによる原発工事増加により売上を6倍に伸ばした。この他複数の原発工事会社に顧問等として影響力を有していた。 1996年7月、関電幹部が指名入札になったことを連絡すると「熊谷組に取らせろ」8月には大林組と話を付けるように要求し翌日、幹部らは大林組と協議し熊谷組受注の流れが決まった。 関西電力に数十億円の請求書様の用紙を送りつけたり、遅刻した関西電力幹部を叱りつけたり、億単位の高浜町への寄付金を獲得したり、原発工事受注の差配をし工事受注手数料などの名目で、原発建設会社から億単位の報酬を得ていたほか、兵庫県高砂市の原発工事・メンテナンス会社柳田産業の相談役を、2017年ないし、後述の税務調査が入ったのちの2018年まで務め、2019年に90歳で死去した。
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