直轄権限代行区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 04:11 UTC 版)
「八十里越 (一次改築)」の記事における「直轄権限代行区間」の解説
県境を含む三条市大字塩野淵字御所から只見町大字叶津字木ノ根山に至る延長11.8 kmの区間では直轄権限代行として国土交通省によって実施されている事業である。1983年(昭和58年)度のルート承認を経て1986年(昭和61年)度に国道289号の一次改築として建設省(現在の国土交通省)による事業化され、1989年(平成元年)度の工事着手以降、トンネル11本と橋梁8本の建設が進められている。 この直轄権限代行区間は全区間にわたり、国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所が事業を実施している。 2002年(平成14年)7月から掘削に着手した県境部の9号トンネル(仮称、延長3,168 m)は三条市側からのみの一方向掘削という厳しい条件のもとで建設が進められた。また坑内の地質は凝灰岩が占め、2003年(平成15年)には盤脹れが発生するなどしたため、路盤部にインバート工が施された。その後2010年(平成22年)11月7日に貫通し、2012年(平成24年)度に概成した。 2022年(令和4年)3月時点では福島県側は全橋梁・トンネルが概成済みで、新潟県側では橋梁の施工および、概成済みのトンネルの舗装工事・照明等設備工事が主体である。
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