直轄市時代(1979年以降)
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「高雄の歴史」の記事における「直轄市時代(1979年以降)」の解説
1979年以降高雄市の人口は100万人を越えた。7月1日より中華民国政府は高雄県小港郷を高雄市に編入することを決め小港区を設置、同時に高雄市を台湾第二の直轄市に定めた。 同年12月10日、高雄で美麗島事件が発生した。事件現場は高雄市中心の新興園環、大港埔園環、中山一路周辺であり、その事件発生現場から高雄事件と称されることもある。この政治事件はその後の台湾の政治に大きな影響を与えている。 2000年以降は愛河及び前鎮運河の整備事業を完了、高雄市は「工業の重鎮、文化の砂漠」との印象を打破すべく各種文化、レジャー設施の整備に尽力していくことになる。これらの文化活動により2005年5月には2009年に開催されるワールドゲームの開催地に選定されている。 2009年8月8日に上陸した平成21年台風第8号では小林村が土石流に流されて400名余りの村民が行方不明になるなど、類を見ない災害が発生した。 都市の発展では大規模商圏(三多商圈、新堀江商圈等)が次々と誕生したほか、愛河凹子底段北側の地区の開発計画も有る。また城市光廊、高字塔文化園区などの観光地も現在整備中であり、捷運、鉄道軌道の地下化も行われ、高雄市は文化都市としての変化過程にある都市と言えよう。
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