白林少年館版「アフリカ行き」とは? わかりやすく解説

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白林少年館版「アフリカ行き」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/10 14:37 UTC 版)

ドリトル先生物語全集」の記事における「白林少年館版「アフリカ行き」」の解説

社会情勢次第軍国主義傾斜し児童書分野においてもその流れ例外ではなかったことから息苦しさ感じた石井は「本当に子供読みたいもの」を刊行する信条に基づき1940年昭和15年)に白林少年館出版部設立し、その刊行ラインナップ一点として"The Story of Doctor Dolittle"が選ばれた。 翻訳当たって石井原文下訳行い、井伏がその下訳を「自分好みのままの文章」に改めたとしている。井伏は文藝春秋雑誌文學界1940年12月号でエッセイ童話 ドリトル先生物語」として冒頭部分翻訳原作者ロフティングイギリス陸軍アイリッシュガーズ連隊志願兵として西部戦線に従軍した際、戦地から2人の子供に宛てて挿絵付き書き送った物語原型になっていることを紹介すると共に主人公の姓"Dolittle"は本来の英語に即した発音では「ドゥーリトル」であるが「日本の子供に舌先きに馴染みがないだらう」と考えドリトル」という表記用いることにした旨を述べている。こうして訳された『ドリトル先生アフリカ行き」』は白林少年館出版部から1941年刊行されたが、軍国主義化強め一方であった社会情勢煽り受けて白林少年館閉鎖されたことに伴い出版部活動停止となってしまう。しかしながら出版業界では『アフリカ行きに対して一定の反響見られたようであり、同年12月にはフタバ書院成光館が新装版刊行している。

※この「白林少年館版「アフリカ行き」」の解説は、「ドリトル先生物語全集」の解説の一部です。
「白林少年館版「アフリカ行き」」を含む「ドリトル先生物語全集」の記事については、「ドリトル先生物語全集」の概要を参照ください。

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