甲斐オウ果1【カイオウカイチ】(果樹)
登録番号 | 第14189号 | |
登録年月日 | 2006年 3月 24日 | |
農林水産植物の種類 | おうとう | |
登録品種の名称及びその読み | 甲斐オウ果1 よみ:カイオウカイチ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山梨県 | |
品種登録者の住所 | 山梨県甲府市丸の内1丁目6番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 富田晃、雨宮秀仁、竹下政春、丹沢隆、猪股雅人、手塚誉裕、飯島光夫、窪田友幸、佐藤俊彦、山田喜和、遠藤久、櫻井健雄、小柳津和佐久、菊島昭子、片岡一恵、今井由里 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「高砂」に「佐藤錦」を交配して育成されたものであり、果形が短心臓、大きさが中、果皮色が帯赤黄斑の育成地(山梨県山梨市)では5月下旬に成熟する甘果おうとうである。樹姿は中間、樹の大きさは中、樹勢はやや強である。枝梢の太さは中、節間長は短、枝梢の色は濃赤褐、皮目の形は楕円、大きさは大、密度は中、芽の形は鈍である。葉形は短楕円、大きさは中、色は緑、蜜腺の形は球腎である。花の大きさは中、小花数の多少はやや少、花弁の形は楕円、大きさは中、色は白、雌ずいの数は1、健否は健、花粉の多少は有、がく筒の形は鐘、がくの色は淡緑である。果梗の長さは極長、果実の外観は短心臓、果頂部の形は凹、凹及び梗あの深さは浅、広さ及び果実の大きさは中、果皮の色は帯赤黄斑、着色は中である。切った直後の果肉色は乳白、果肉内及び核周囲の着色は無、果肉の硬さは軟、果汁の多少は多、甘味は中、酸味は少、渋味、苦味及び香気は無である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は円、大きさは中、色は淡褐である。成熟期は満開から51~55日で育成地においては5月下旬、結果性は中、生理落果の多少及び裂果性は少である。「佐藤錦」と比較して、果梗が長いこと、核の形が円であること等で、「高砂」と比較して、果梗が長いこと、果実が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に山梨県果樹試験場(山梨県山梨市)において、「高砂」に「佐藤錦」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「富士あかね」であった。 |
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