生田スタジオのあゆみ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 23:13 UTC 版)
「生田スタジオ」の記事における「生田スタジオのあゆみ」の解説
1964年7月に、よみうりランドの一角に4階建ての鉄筋コンクリート造のビルとして完成。当時は「NTVスタジオ」の名称で250坪の第1スタジオ(カラー用)と200坪の第2スタジオ(モノクロ用、1972年にカラー用に更新)の2つのスタジオがあり、そのうち第1スタジオは1000人収容の公開スタジオとなっており、日本ではじめてのカラーアイドホール投射で多くの来場者を呼んだが、日本テレビの公開番組が次第に減少し、後楽園ホールに集約されるようになってからは、ドラマ撮影スタジオとしての機能を充実。他にも映画撮影用の第3・第4スタジオも建設された。 1986年4月、施設の老朽化に伴い改築されることとなった。現在稼動している建物がその改築された建物であるが、建設工事は2期に分かれた。第1期工事として260坪の第1スタジオと200坪の第2スタジオが建設され、1989年に竣工した。さらに第2期工事で200坪の第3スタジオが建設され、スタジオを3つ擁する現在の形になった。同所の管理・運営主体は、1972年12月18日に日本テレビとよみうりランドの共同出資で設立された「株式会社生田スタジオ」が担当していたが、その後合併により「株式会社NTV映像センター(現・日テレグループ企画)」へ移行し、更にその後日本テレビ本体がスタジオを所有・管理する形へと移行した。なおスタジオ技術は子会社の日テレ・テクニカル・リソーシズが請け負っている。 日本テレビは千代田区二番町(麹町)の番町スタジオ、港区東新橋(汐留)の本社ともに、ドラマ以外のパッケージ番組収録に対応できるスタジオが少なく、それぞれのスタジオ床面積も狭いことから、生田スタジオの必要性・重要度は高い。ゆえにTBSの緑山スタジオのような「生田スタジオ=ドラマ撮影専用」という位置づけではない。
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