現代アートの島
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島内には22の現代アート作品が点在する。1996年以降、下記二つの現代アートのプロジェクトが行われている。 1996年-2000年 「弁天海港佐久島プロジェクト」 2001年-継続中 「三河・佐久島アートプラン21」 1996年(平成8年)には国土庁や愛知県の支援を受け、一色町が「弁天海港佐久島プロジェクト」を主催した。島の有志らが現代アートを島おこしに利用し、島民と観光客の交流人口増大を図ることを目的とし、2000年(平成12年)までに「弁天海港佐久島アートフェスティバル」が3回開催された。島の祭事とアートイベントの時期を合わせ、アートフェスティバル以外にも年間を通して展覧会やアートワークショップを行なった。1998年(平成10年)には古民家再生のシンボルとして佐久島弁天サロンが開館。1878年(明治11年)に建てられた民家を修復して交流施設にし、島おこしの拠点として歴史の展示会などの情報発信を行なっている。 「弁天海港佐久島プロジェクト」の発展版として、2001年(平成13年)には自然や伝統とアートとの出会いによって島の活性化を目指すという「三河・佐久島アートプラン21」が始まった。平田五郎は2002年(平成14年)から6年間をかけ、築100年以上の民家を芸術作品の舞台とする「大葉邸」を手掛けた。観音像や太鼓をモチーフとした作品、波打ち際にカモメが並ぶ作品、森の中に設置された彫刻作品など、島の至るところに現代アート作品が設置されている。現代アートによる島おこしの結果、民宿やカフェの経営などの観光業に従事するUターン・Iターン移住者も現れている。
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