現代においてディサイプルスと自称するが、異論のある団体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/16 15:56 UTC 版)
「ディサイプルス」の記事における「現代においてディサイプルスと自称するが、異論のある団体」の解説
以下の団体については、ディサイプルス派の流れを受け継いだと自称することが確認されているが、団体外部の識者より異論が起こったり、カルト傾向のある組織として指摘されていたりする団体である。 国際キリストの教会(英語版)は、第二次大覚醒やディサイプルス派の聖書復帰運動の流れを受け継ぐ教会であると自ら称しており、英語版ウィキペディア上の紹介記事冒頭にも、類似の記述が見られる。しかしながら1979年に創設されたこの団体の活動(時に「ボストン・ムーブメント」とも称される)は、大学のキャンパスを中心に始まったものであり、19世紀初頭に起きた運動と直接的なつながりを持つわけではない。また「ディサイプリング」(主従関係的弟子制度、弟子訓練)と称し、団体構成員間で主従関係を結ぶ教えが存在することなどから、一部ではカルト視する向きもある。この「ディサイプリング」は、ディサイプルス設立の趣旨・歴史を無視した、ディサイプルス派とは全く関係のない制度である。 東京キリストの教会も国際キリストの教会同様、ディサイプルス派の関連団体を称する事例がある。東京キリストの教会は、国際キリストの教会のボストン・ムーブメントに影響を受けた指導者が設立した日本の団体で、国際キリストの教会と同じく「ディサイプリング」(主従関係的弟子制度、弟子訓練)を導入しており、導入の目的を、「19世紀初頭に誕生したディサイプルス派が、時代を経るごとに分裂していった過去を反省して」という趣旨で説明している(ほか詳細は、東京キリストの教会のページも参照。)。しかしながら東京キリストの教会も1989年ごろに創設されたものであり、19世紀初頭のディサイプルス派と直接的なつながりをもつわけではない。またカルト問題に詳しい、尾形守牧師は著書のなかで「(東京キリストの教会は)異端かどうか議論されていて警戒されている団体」としている。 人民寺院は、1955年にカルト教祖ジム・ジョーンズにより結成され、1959年にディサイプルス系のクリスチャン・チャーチに加盟した。1978年に、ガイアナにて集団自殺を行ったことで知られる。
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