王位継承順位の規定
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「タイ王位継承順位」の記事における「王位継承順位の規定」の解説
憲法第22条において、王位継承は「王位継承に関する仏暦2467年王室典範」に従うものと規定されている。王室典範第5条では、王位継承者(王太子)は、現国王が男子王族の中から任命することとしている。ただし、王室典範第7条の規定により、国王は任命した王太子を罷免することができる。 王太子が任命されていない状態で国王が死亡した場合、憲法23条第2項の規定により、枢密院が王位継承者を指名し、国民議会(国会)の承認を受ける。このときに王女を王位継承者に指名することもできるという規定が、1974年の憲法改正により追加された。なお、王室典範第13条には女性王族は王位継承から除かれると明記されており、憲法の規定と齟齬があるが、憲法の規定の方が優先される。 王室典範第9条に王位継承順位が規定されている。「近親の段階に応じて近い者から遠い者の順に従う」という原則を示した上で、疑義を除くために、以下のように具体的な順位が明記されている。 国王と王妃の長男 国王と王妃の長男の長男。以下、他の兄弟の年長の順 国王と王妃の次男 国王と王妃の次男の長男。以下、他の兄弟の年長の順 国王と王妃の他の兄弟の年長の順、およびその息子 国王と、王妃に次ぐ順位にある妃の息子(母の序列の順)、およびその息子 国王と内妻の息子、およびその息子 国王と母を同じくする弟の内で最年長の者 前項の者の息子 国王と母を異にする兄弟またはその息子 国王の(他の何らかの母親の下の)兄弟またはその息子 国王の孫とその息子 ただし、王室典範第11条の規定により、以下のいずれかに該当する王族は王位継承が禁じられる。また、第12条の規定により、第11条に該当する者の子孫も王位継承が禁じられる。 精神障害者 犯罪を犯し収監中の者 仏教徒でない者 外国人と結婚している者 過去に王太子を罷免されたことがある者 国王により王位継承を禁じられている者
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王位継承順位の規定
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「ヨルダン王位継承順位」の記事における「王位継承順位の規定」の解説
王位継承順位は長子相続制に基づくが、勅令により順位を変更することができる。王位継承資格を有するのは、アブドゥッラー1世の男系の子孫で、ムスリムの両親の下に生まれた嫡出のムスリムの男子のみである。 国王は、自身の兄弟の内の1人を法定相続人に任命することができる。後継者がいない状態で国王が死亡した場合は、アラブ反乱の指導者であるフサイン・イブン・アリーの子孫の中から国民議会が選んだ人物に王位が委譲される。 勅令により、不適切を理由としてある人物を王位継承順位から外すことができる。その場合でも、王位継承順位から外された人物の子孫は、王位継承順位から自動的には除外されない。
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