猫に関係ある場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 23:59 UTC 版)
島・離島 日本では、後述のように多数の猫が生息している離島がみられ、例として上記のような伝説のある田代島(宮城県石巻市)や、佐柳島(香川県仲多度郡多度津町)、青島(愛媛県大洲市)、相島(福岡県糟屋郡新宮町)などがある。このような島は「猫島」や「猫の島」とも呼ばれる。 海外では、マルタ島も「1度は行ってみたい猫の天国」と呼ばれ、人口の倍にのぼる猫が生息する。ギリシャのミコノス島、猫は神様の使者とされるバリ島、スペインフォルメンテーラ島も猫が多く生息する。猫を見る目的でこれらの島を訪れる人が多くみられる。 これらの猫は島内に備蓄していた穀物を食い荒らすネズミを駆除するため持ち込まれた猫の子孫である場合が多く、また、離島では漁業が営まれており、猫は魚を食べるため、漁獲された魚を猫の餌として使うことができたことなどが理由といわれている。 図書館 図書館では図書館猫を飼いネズミの被害を抑えている。 美術館 図書館と同様に、美術品をネズミ等から守るため猫を飼育する事がある。ロシアのエルミタージュ美術館は60匹の「ネコ部隊」を擁する美術館として有名である。 大学 イギリスのケンブリッジ大学の学寮には「犬の飼育は禁止だが、猫は構わない」というルールがあり、女子寮を含む複数の学寮で猫が飼われている。 酒造業 イギリスのウイスキー蒸留所やビール醸造所では古くから原料の大麦に寄り付くネズミを駆除するためウイスキーキャットと呼ばれる猫を飼ってきた。害獣駆除スタッフとして文書に記録されたり、蒸留所のマスコットとして親しまれたりしている。
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