猫に恩返し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 02:47 UTC 版)
(ねこにおんがえし) 荒くれ者たちばかりが集まる焼鳥屋に、ある日突然黒い子猫が現れ、その可愛らしい仕草は皆の心を癒すが、間もなく呆気なく病死してしまった。 三軒茶屋で小さなタウン誌を発行している仲河が、行きつけの焼鳥屋から聞いたこの黒猫の話を掲載したところ、思った以上の反響を受けた。だが間もなく、焼鳥屋とその常連客らから、黒猫の顕彰碑を建てたいからタウン誌で募金を呼びかけてほしいと言われる。騙されたと直感し断るが、その話を読んで感動したという元警察官の石材屋が乗り気になってしまい、碑は建てられてしまった。 だが碑が建てられた場所が些か奇妙で、更に、石の背面に女の顔が浮かんでみえるという噂が流れ始める。果たして黒猫は本当に存在したのか。
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