狭義の火力とは? わかりやすく解説

狭義の火力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/22 00:18 UTC 版)

火力 (軍事)」の記事における「狭義の火力」の解説

2つ部隊火力相対化比較することが可能であり、例え艦艇備わっている火砲数量着目することによって、敵対する艦隊火力比較することができる。ただし、陸上戦力火力測定する問題はより複雑であり、使用されている武器の種類異なっているだけでなく、それぞれの武器比率異なっているためである。火力もたらす基本的な効果射殺fire kill)と制圧suppression)の2つがある。つまり、火力は敵を目標に対して物的な損害与えまた、相手戦闘行動心理的に妨げることができる。このような火力戦闘の行動左右する火力優劣を示す概念火力優位fire superiority)がある。火力優位は、戦闘において弾薬火器分量射撃正確性射撃連繋によって発揮されるある勢力火力優位性である。火力優位がどちらにあるかを判断するためには彼我火力比較から判断できる火力評価基準としてアメリカ軍野戦教範105-5によれば火力持続率、効果範囲破砕地域目標暴露密度、他の兵器効率との比較直接射撃間接射撃区分という6つ基本的な着眼点列挙されている。これらの火力の諸要素は、1960年代-1970年代研究において兵器効率指標Weapons effectiveness indexes, WEIs)と兵器単位値(Weapons unit values, WUVs)、併せてWEI-WUVと呼ばれる体系にまとめられた。また、現在では火力戦闘結果から測定する方法考案されており、1時間のうちに破壊できる目標数量から計算される兵器理論的致死性指標Theoretical lethality index, TLI)の概念用いて火力研究している。

※この「狭義の火力」の解説は、「火力 (軍事)」の解説の一部です。
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