無酸素海獣 カンデア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 11:53 UTC 版)
「ウルトラマンガイアの登場怪獣」の記事における「無酸素海獣 カンデア」の解説
第21話「妖光の海」に登場。 酸素が存在しなかった太古の地球に生息していた無酸素バクテリアが、海の産業廃棄物の影響で変異して集合体となったもの。両肩の突起から半径1キロメートルの範囲から酸素を破壊する青い球体を打ち上げる。武器は両肩から突き出た砲身のような突起から放つ赤色破壊光弾と、顔面両脇にある突起から放つ毒素。水中戦に慣れないガイアを海底流砂に沈めるが、クァンタムフラッシュの光球で怯んだ隙に砂の中から脱出される。最後はフォトンエッジを受けて爆散、青い光の粒子となって消滅する。 スーツアクター:向原順平 造形物はスーツのほか、爆発用人形も用意された。 デザイン画では、「クォーサー」という名称だった。 第21話の脚本を担当した大西信介は、書籍で読んだ無酸素時代のバクテリアの説を拡大してカンデアの設定を発想した。大西によれば、当初カンデアは「海ホタルのような存在に進化した一群」と「宇宙に逃亡しコロニーを作り上げた一群」とで分かれているという設定にする予定で、話の展開としては「後者が『地球に舞い戻ってくる』のを、『見て見ぬふりをするアグル』と『地球に舞い戻るのを阻止するために宇宙で戦うガイア』」という設定の内容であったという。しかしシリーズ構成の小中千昭に「『ガイア』は地球の話なので、できれば宇宙で戦う展開は避けたい」と苦言を呈されたことをきっかけに、最終的に企画の笈田雅人が現場と話し合ったことが結果となって、海を舞台とした展開となった。 脚本でのラストシーンは「カンデアを倒した後のガイアをアグルが促し、空から海を見下ろすと、海底の光が消えると同時に都市のネオンが灯る」という展開であった。
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