無人タイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 08:16 UTC 版)
「マルチコプター」も参照 1980年代に名古屋大学で電動式のクアッドコプターの開発が進められた。当時はまだ蓄電池の容量が少なかったので外部から電力を給電する有線式だった。その後、1989年7月にキーエンスからジャイロソーサーが発売された。これを嚆矢として徐々にクワッドコプターが普及し始める。当時はジャイロスコープはモーターでコマを回転させる形式で2000年代以降にマルチコプターが普及した背景にはスマートフォン等に使用されるMEMSジャイロスコープや加速度センサーが大量生産されて廉価になったことによる副次的な恩恵を受けたことが挙げられる。 2010年にParrot社が4モーターのクアッドコプター「AR.Drone」を発売した。それまで、もっぱら産業機器であったドローンが一般人でも簡単に入手、飛行させられるというインパクトは大きく、大ヒット商品となった。 この一件の後、DJI社をはじめとした各社が6モーターや8モーターのマルチコプターと比べたときのモーター数が少ないことによる機体軽量化のメリットが生じ、(安価に製作可能であったり、少ないバッテリーで航続距離を伸ばすことが可能であったりすること)に注目しクアッドローターの開発に参入、市場が拡大。 クアッドローターがホビー用として確固とした地位を築く一因となった。また、こうした理由から、今日のクアッドコプターはホビー用普及帯モデルに多い。 進行方向は、固定ピッチの回転翼の回転数を変えて、発生する推力とトルクを変更することにより制御するものが多いが、可変ピッチ回転翼によって推力を変更して制御するタイプもある。
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