瀬戸線への転用・更なるロングシート化改造
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「名鉄6000系電車」の記事における「瀬戸線への転用・更なるロングシート化改造」の解説
1995年には輸送需要が増大した瀬戸線へ6000系を投入することになり、5次車から7次車までの車両のうち2両編成8本が瀬戸線に転属した(編成表中黄色の編成)。瀬戸線への転属にあたっては、貫通路の整備(幌枠設置)と非常用はしごの搭載、座席モケットの不燃化対応、M式自動解結装置の撤去などが行われたほか、客用扉はスカーレット1色に戻された。 さらに、瀬戸線の喜多山検車区のピット延長が行われたことに伴い、それまで2両編成を2本連結して4両編成としていたものが、4両固定編成の運用も可能となったことから、1996年には5次車・8次車までの車両のうち中間車2両6組を瀬戸線に転属させ、6本を4両編成化した(編成表中水色の編成)。2000年にはさらに4両編成1本と中間車2両2組が転用され、残る2本も4両編成化された(同緑色の編成)。なお、転属した中間車は先頭車にあわせて改番されている。 本線系統では1995年に6000系の6048編成・6049編成・6052編成、6500系の6504編成・6510編成・6513編成・6516編成・6517編成、6800系の6804編成にロングシート化改造が行われ、乗務員室後方への車椅子スペース設置も同時に行われたた。2021年に6522編成と6521編成にワンマン運転に対応させるため、最新型のロングシート改造が行われ、3500系(内装更新型)と同じ内装となった。中間車にも車椅子スペースが設置された。6521編成にはドアチャイムとドアランプが設置され、6522編成にはそれらの設置に向けた準備がされている。両編成ともドア開閉予告放送装置が設置された。 1996年8月にはモ6246を使用して、シングルアーム式パンタグラフの試験が行われた。同時期には本線系のスピードアップに対応するため、1996年より6500系、6800系の営業最高速度が110km/hへと引き上げられた。
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